海外への渡航目的
2017.06.22

女性日本で海外渡航が一般的になったのは、1970年代に入ってからのことで、それまでは一部の方しか行くことができない大変贅沢なものでした。一回の渡航で、現在の金額に換算すると数百万円単位の費用になるのが当時の海外渡航だったのです。そんな海外への渡航も、近年では社会情勢の変化や格安航空券の登場により、多くの方に身近なものになってきました。もう数十年すると海外に行ったことがないという人はもっと減り、誰もが海外に行く時代もやってくるかもしれませんね。
ただ、一口に海外へ渡航するとは言っても、その目的は様々でしょう。しかし、やはり最も一般的な目的は、「海外旅行」ではないでしょうか。日本の日常から離れ、海外で得られる体験の一つ一つはとても新鮮です。今まで知り得なかった知見や感覚、自分のうちに秘めていた新しい一面を発見する機会になることもあります。昨今は「海外で自分探しの旅をする」という言葉は、多くの方が冗談交じりに言う一般的な言葉なってしまっているよう感じます。
しかし、その言葉は今でも何らおかしいことではなく、多くの方が海外での経験を糧に自身の活躍の幅を広げているようです。海外での経験を糧にという点では、海外留学も渡航目的として一般的なものなっています。自費での留学はもちろんのこと、交換留学や国のプロジェクト等によって留学に行く方も大勢いらっしゃいます。旅行とは違い「学ぶため」という考えが根底にあるため、言語の習得や文化交流の観点では留学の方が向いているのかもしれません。
学業の分野によっては、海外だからこそ集められるデータやサンプルも存在しており、それらが自身の研究を加速化してくれることでしょう。日本にはない学びを求めて海外へ行くことは、素晴らしい目的と言えるのではないでしょうか。また、この他にもビジネスで海外へ渡航する方も増えています。海外にあって日本にはないビジネスを見つけに行く、逆に日本にあるのに海外にはないビジネスを興しに行くという場合もあるでしょう。より具体的な例で言えば、海外に仕事で繋がりたい人物に会いに行ったり、材料の仕入れ元を確保しに行ったりするといった場合も考えられます。
海外に行くことは、もう珍しい時代ではなくなりつつあります。そんな時代だからこそ、海外でできることは何か、海外でのどんな経験をどんな風にこれからの生活に還元できるかを考えて渡航するのも良いでしょう。もちろん、ストレス発散のために行くという単純な理由でも構いません。一つの一つの体験があなたの人生を実りあるものにしてくれることでしょう。

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