保険の加入年齢
2017.06.22
日々の生活の万が一をカバーするのが保険の役割です。そんな保険にも様々なものがありますが、それぞれで加入年齢も異なります。まず一般的な生命保険は、「ある程度いい歳になったら入ろう」と考えられる方が多いかもしれませんが、実は保険の種類と年齢によっては大差がないことをご存知でしょうか?終身保険の場合だと、加入した際の年齢に応じた保険料がずっと続きます。その金額は若い方ほど安くなるのですが、支払いが終わるまでの総額は歳をとってから払い始めた時の総額と大きく変わらないのです。
もちろん、種類にもよりますが額にすると約2割しか差がないとのことですから、早めに加入することは決して損ではないということになります。いくら健康寿命が伸びている現代とはいえ、若い方が身体を壊さないという保証はどこにもありません。早めに加入しておくことを一度は検討してみてはいかがでしょうか。この終身保険とは逆に若い方ほど金額が高くなるのが、自動車保険です。自動車の保険料は21歳以上、26歳以上という風に段階に応じて安くなる傾向にあります。すでに加入済みの方は、会社ごとでどんな段階でどれくらいの金額が安くなるかを比べてみるようにしましょう。もしかするとグッと安くなる保険を見つけられるかもしれません。
さて、これらよりももっと多くの方に身近なのが、海外旅行保険ではないでしょうか。昨今は海外旅行に行く方が急増しており、格安航空等を利用していつもの週末でも気軽に出かけられる時代となりました。海外旅行保険は基本的に年齢がいくつの方でも加入できるものが存在します。どうしても生命保険などと比べる方が多く、「70歳以上は入れないのでは?」と思われる方も多いようですが、心配はしなくても大丈夫です。探せば必ず見つかります。
ただ、生命保険と同じく、持病の有無が加入の条件に影響を与えることがあります。こちらは確認漏れがないように、きちんと申請するようにしましょう。逆に15歳未満の方になると、ケガや病気などで補償される金額の上限が1000万円までとされているケースが多くなります。
旅行代理店で保険を紹介された際には、必ずどのような補償内容になっているかはもちろんのこと、加入する年齢に応じた補償金額も確認するようにしましょう。当たり前ですが、どんな保険も入るに越したことはありません。加入する年齢も推奨される年齢等の定説が存在してはいますが、最終的に自分の身を守るのは自分です。万が一の時にも慌てず行動できるよう、早めに入っておくのは賢い決断となるでしょう。